パブリックの育成日記(その1)
あけましておめでとうございます。
この年末年始、皆様いかがおすごしでしたか?
お正月気分が抜けきっていない方、一緒に頑張って切り替えましょう!
さて、年も明けたということで、何やら社内では新たな取り組みが始ったようです。
その一部をひっそり配信していきます。
その取り組みとは、会社での技術開発の一環に使う材料として、このたび長沼の農家の方にスペース提供のご協力をいただいての大豆栽培です。
出来合いのものではなく、一から育てようというあたり並々ならぬ熱意が感じ(るような気がし)ます。
現会長がシステム会社勤務ながらどういうわけだか某運河の街で畑仕事をしているというもう一つの姿があるため、気合もやる気も十分です。
(実はシステム会社でのエンジニアが仮の姿ではという噂もあるとかないとか)
蛇足ですが、この文章を書いている筆者は畑仕事どころか家に観賞植物や花瓶すらおいていないような人間です。
こちらの日記はそんな農業ド素人中のド素人がひっそりのんびり書いていきますのでどうぞお手柔らかに。
まずは実際に畑に行く前の下準備として、トレイで種まきを行います。
(種まきをかっこいい言葉?で言うと播種(はしゅ)と言うのだとか)
トレイの中の穴(セルと言います)の数はなんと128個。そしてトレイの数は2つ。つまりセルの数は全部で256個・・・。
それら一つ一つに土を敷き詰め、種を入れて、上から土をかぶせていきます。
この時点でかなり地道で根気のいる作業ですね。
これらがその様子。2枚目が播種準備が終わった後のトレイの全体図です。
1枚目が大豆の種です。今回は2種類の大豆を育てます。
茶色の方が「サッポロミドリ」、白地に黒の斑点模様の方が「鞍掛(くらかけ)」です。
鞍掛はこの模様が馬の鞍掛ににていることからこの名前がついたのだそう。
※筆者はそもそも馬の鞍掛がなにかわかっていないので、あまりピンと来ていません、閑話休題。
播種が終わったら水やりをしていきます。
ちなみに皆さん、「水やり」というと如雨露で土に水をかけるイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
(少なくとも筆者はそうでした。あるいは如雨露ではなくホースで)
もちろんそれらも立派な水やり(だと思っているの)ですが、今回は一味(?)違います。
そんな一味違う水やり風景はこちら。
何やら先ほどのトレイの下に敷いた受け皿らしきものに水を入れていますね。
さらに言うとこちらの水温も20℃前後はあるのだとか。
なぜ直接水を土にかけないかというと、上から水を直接やると、浸透が悪いのに加えて表面の土が崩れやすいのだそう。
また、上から水をかけることでトレイの外側に水が飛び、その跳ね返りで外部からの細菌がトレイに入るなどの危険もあるため
こういった形で水やりを行い、浸透圧で土に吸水させているのだそうです。
20℃という水温も、あまりに冷たいと生育によくないためなのだとか。
そしてこちらが水やりを終えて、土が潤っている様子です。
個人的にはあまりわかりませんが(え・・・)、言われてみると土の色が濃くなっていますね。((本当に、言われてみると・・・))
水やりが終わったら土が乾燥しないように新聞紙で保護し、冷えないようにこの後ボイラー室に移動します。
作物にもよるようですが、種はいわば作物の赤ちゃんの状態。
この時期に色々とデリケートなのは人間も植物も同じなのですね。
さて、今回の記事はここまで。この大豆たちは今後どうなるのか。
うまく育つのか、はたまた・・・・?
続きは次回。良ければお付き合いを!